スクープ!キャバクラボーイにはメンタルが必須!!

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当サイトは、日々ボーイとして働いている皆さんに役立つ情報をまとめている。
特にメンタルの大切さと重要性、それにメンタルの鍛え方は、ボーイとして仕事をする上でも非常に大切な事だ。
メンタル面は重点的に説明しているので、是非参考にしてもらいたい。

キャバクラのボーイに強靭なメンタルが必要な理由

キャバクラのボーイは細かい雑用から買い出し、店内掃除、ホール担当、キッチンでの作業補助、会計業務、キャバ嬢の心理的サポートなど、店内のありとあらゆる業務を一手に引き受けている。
肉体的に大変なのはもちろん、精神的にもタフでなければやっていけない。

ではなぜ強靭なメンタルが必要なのか?これから分かりやすく説明していく。

1.ボーイは店内ヒエラルキーの最底辺

分かりきった事かもしれないが、キャバクラで一番大事な商品は「キャバ嬢」だ。
顧客は女の子と一緒にお酒を飲み、お喋りしたり癒されたりするのを最大の目的として来店している。

もしお酒だけを楽しみたいなら、様々なお酒を提供出来るプロのバーテンが常駐するバーに通うはずだろう。
ところがキャバクラに来る顧客はそうではない。
お酒の深い味わいよりも、若く可愛い女の子目当てなのは一目瞭然。

「ちょっと!トイレが汚いんだけどちゃんと掃除してんの?」

「ねえ!ハンドサイン出したんだけど!!」

とクレームや不満をぶつけられても、決して怒ってはいけません。

「申し訳ありません。次はちゃんと対応します」

「就業後にトイレの掃除を念入りにしておきます」

などのように、低姿勢で対応しなければならない。

下手に「こっちはちゃんと掃除してるけど?」「忙しくてハンドサインに気付かなかっただけ」など反論すると今度は店長に呼ばれて大声で怒鳴られる。
怒鳴られるだけならともかく、短気な人物だと怒りの鉄拳が腹に飛んでくる事もある。

ボーイはキャバクラ店内の中では最下層にいる存在。例え店長でも女の子との付き合い方や言葉遣いなどには気を遣っている。新入りやヒラのボーイには「基本的な人権すらない」のが実状だ。

2.様々なトラブルに対応しなければならない

ボーイをしていて大変だと思う事は、様々なトラブルに対応しなければならないと言う事だ。
例えば店舗内のトラブルには以下のようなものがある。

  • キャバ嬢同士の諍い・私物の紛失などキャバ嬢に関するトラブル
  • 顧客が酔って暴れる・女の子に執拗に触る・お金がないと言って支払いを拒否するなど顧客に関するトラブル
  • 警察が突然お店にやって来るなど、突発的に起きるトラブル

特にキャバ嬢同士の争いはいつまでも尾を引くため、こちらも色々と気を遣う。
あまりにも長期間諍いが続いたり我儘が過ぎるキャバ嬢には、店長やチーフマネージャーなどそれなりの立場の上司が上から目線で対応する。

3.働いているキャストのメンタルケアを行うこともある

「最近売り上げがのびない」

「お客様から枕を持ち掛けられた」

キャバクラで働く女の子からこのような愚痴や悩みを聞くことも多い。

「もっと~したらいいんだよ」

「それは断った方がいいよね」

上記のように、親身になってキャバ嬢の相談に乗ってあげるのができるボーイだ。
ボーイが親身になって相談にのると、いつの間にか親密な関係になっていたりする。
だがそれはそれで後々面倒な事になるから気を付けた方が良い。

メンタルを犠牲にしてまで、キャバクラでボーイとして働くメリット

新入りやただのフロア担当のヒラボーイは、お店の中では最下層の存在だ。
それこそ下僕のようにこき使われるのが現状だ。
自分の意志や自己主張を全部殺して上司やキャバ嬢、顧客にこき使われるのはメンタルを病む可能性もある。
だがそこまでして頑張る理由が、キャバクラのボーイにはあるのだ。

とにかく時給が高い

新入りの頃は時給1,300円だったし、月給にして約22万円程度だった。
月に4~5日しか休みがなく、勤務時間も10時間以上と長時間労働でこの手取りでは不満があったが、実はマネージャーやチーフマネージャー、店長など役職がつくと、時給や月収は一気に上がる。

実際にキャバクラ店舗のボーイの求人を求人情報サイトで見てみると分かるが、チーフマネージャーや店長クラスになると月収は約50~60万円になるのが普通だ。
自分はマネージャーで女の子を5人担当していた。
最初は手取り22万円だったが、当時は35万円。
今時、月の手取り額が20~30万円アップする仕事などほとんどない。
夢のある世界だと思う。

経験、経歴が一切不問

キャバクラのボーイは経験や経歴、学籍など一切不問だ。
中卒でもボーイとして採用されるし、ずっと引きこもり生活をしていたとしても採用にはあまり関係はない。

恐ろしく平等な世界だと感じてこの業界に入った。
一般企業だと学歴や経歴をかなり重視されるから、内定が決まらない事だって多い。
ところがキャバクラのボーイは違う。

もし底辺からでも成り上がりたいと思うならボーイの仕事は打ってつけだろう。
やる気と才覚があれば、キャバクラの店長としてやりがいのある日々が送れる可能性は誰にでもあるからだ。

社交性が身につく

キャバクラのボーイは顧客やキャバ嬢、上司、後輩など毎日多くの方々との付き合いがある。
「人と交流するのが嫌だ」と思うとこの仕事は務まらない。

引きこもりだった男が、この仕事を始めてどんどん社交的になっていった事例もある。
人の間で揉まれると自然に挨拶の仕方や話の切り出し方、失礼のない話し方、TPOに応じた対応方法が身につく。
社交性を身に付けたい学生などにもボーイの仕事はお薦めだ。

キャバクラでボーイとして働くデメリット

キャバクラでボーイとして働くと、高時給で社交性が身につき、キャバ嬢とも仲良くなれると「良い事づくめ」のように思えるが、やはりデメリットはある。
ここではキャバクラボーイのデメリットを紹介したい。

体力的にきつい

キャバクラのボーイは体力的にキツイ。
これは本当の話だ。
特に仕事になれない新人のうちは、あまりのキツさに何度も音を上げたくなった。

お店には午後4時30分頃までには顔を出さなければならなかったし、その後は息つく暇もなくフロアやトイレの掃除、買い出し、お酒の搬入、女の子やボトルの管理など、やる事は本当に多かった。
新人はトイレ・洗面所・更衣室の掃除がメインで、先輩から「掃除が甘い!」と言われて何度もやり直しさせられた。

また仕事が終わるのは午前様で、閉店してもすぐに帰れるわけではない。
ゴミの片付けやキッチンでの洗い物などやる事は本当に多い。
このキツさに耐えられず辞めていったボーイも多数いた。
他店でも似たようなものだろう。

夜型になりやすい

これはキャバ嬢も同じだと思うがどうしても生活が夜型になってしまう。
帰宅して横になるのが朝方になるし、昼過ぎ頃に起き上がって仕事の準備をする。
完全夜勤の生活だ。

慣れてしまえばどうと言う事もないが、昼型人間がこの生活に慣れるまではかなり苦労する。
ただ夜型生活は人間本来のバイオリズムとは真逆の生活なので、長期間続けるとどうしても体に影響してくる。

”キャバクラで成り上がった後は新しく店舗を持って会社の社長になる”
”儲けたお金で起業する”

など次のステップを考えている人がいるのは、「夜型生活から脱却したい」証拠ではないだろうか。
若いうちは少々夜型の生活でも問題ないが、40~50代になると「キツイ」と言う声は増えてくる。

金銭感覚が狂う(学生バイトの場合)

キャバクラのボーイは大変な仕事だが、お金が稼げる仕事なのは間違いない。
勤務先には学生バイトが時々入ってくるが、バイト代が20万円超えだとやはり嬉しいものだ。

学生にとって月に20万円のバイト代はかなりのもので、欲しい物があれば色々と買える金額。
一度これだけのバイト代を手にすると勉強そっちのけでバイトに打ち込む生徒がいるのも事実だ。

ただ学生は勉学が本分。
仕事に身を入れ始めると留年や退学などロクな目に遭わない。
ほどほどにしておくのが無難だろう。